拡散型都市構造
【かくさんがたとしこうぞう】

従来型の都市構造で、都市が発展・拡大する過程で中心部から次第に辺縁部へと都市計画の範疇を超えて広がっていったもの。大量生産型工業社会と人口増大という前提が崩れた現在では維持がより難しくなっている。都市郊外へのスプロール化と中心市街地の空洞化をもたらしたことへの反省から、暮らしやすい集約型へと都市構造の転換を図る動きが活発になっている。持続可能な社会の器として、既存の都市ストックを活用しつつ集約的な都市構造（コンパクトシティ）に転換しようという試みが地方都市を中心にスタートしている。

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日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524632