コンバージョン
【こんばーじょん】
既存建物を時代のニーズに合った用途に転換して再利用すること。新たな利用価値を生み出すことを目的として、オフィスビルから住宅への改修、ホテルや独身寮から高齢者施設への改修、歴史的建造物から商業施設や美術館などへの改修などさまざまな事例がある。コンバージョンでは、法律面(建築基準法・消防法などによる規制)、技術面(配管や設備面での対応)、収益面(用途による賃料水準の変化)で制約を受けることがあるが、新築に比べて、コスト面、環境面(既存建物を取り壊す必要がないので、建設廃棄物の発生が抑制され、CO2排出量の減少にもつながる)、地域社会面(建物を継続使用するので、地域になじんだ街並み形成に資する)でメリットがある。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8524658 |