不動産取引市場
【ふどうさんとりひきしじょう】
不動産を利用する個人・法人による実需マーケットと、不動産で事業を行うプロによる投資マーケットの二つに大きく分けることができる。実需マーケットは、さらに、一般事業法人(不動産会社以外)が事業の要・不要に応じて不動産を売買する企業不動産マーケットと、個人がマンションなどを売買する個人住宅マーケットの二つに分けられる。投資マーケットは不動産会社や不動産ファンドがプレーヤーとなるプロのマーケットで、その中にオンバランス分野と証券化分野が存在する。オンバランス分野は、不動産会社が自らのリスクで銀行から借入れをして不動産開発や賃貸事業を行うもの。証券化分野は、SPC(特別目的会社)の仕組みなどを使って広く資金を集めながら不動産投資を行う分野。なお、個人による不動産投資もあるが、規模は小さい。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8524737 |