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錯誤
【さくご】


勘違いや思い違い。表示行為から推測される意思と表意者の内心の意思が食い違っていて、表意者がその食い違いに気付いていない場合をいう。法律行為の重要な部分に錯誤があるときは無効となる。実務上は、例えば新駅ができるとの噂を信じて、二束三文の土地を高値で買ったが、そのような計画は全くなかったというような「動機の錯誤」が問題となる。この場合当該土地を買うという点に錯誤はないが、意思を形成する動機に勘違いがあるだけだからである。判例は、その動機が表示され、相手方がそのことを知った場合は、錯誤と同様に扱うとする。




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「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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