100辞書・辞典一括検索

JLogos

27

減価修正
【げんかしゅうせい】


主に建物の鑑定評価にあたり、減価要因(破損、老朽化、設計の不良など)を把握し、再調達原価から減価要因による価値の減少分を控除すること。「耐用年数に基づく方法」と「観察減価法」の二つの方法がある。
また、減価の要因は大きく三つに大別することができる。
①物理的要因 不動産を使用することによって生ずる磨滅及び破損、時の経過に伴って生ずる老朽化など。
②機能的要因 設計の不良、型式の旧式化、建物設備の不足及びその能率の低下など。
③経済的要因 近隣地域の衰退、周辺環境との不適合など。たとえば、周辺が住宅地化してしまった地域に存する工場のように、周辺環境に適合していない場合。




(c)2011 Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation
日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
JLogosID : 8525029