公示価格
【こうじかかく】
地価公示法に基づいて3月下旬頃に国土交通省土地鑑定委員会より発表される毎年1月1日時点の土地の価格のこと。価格算定の対象となる地点を「標準地」といい、標準地ごとに1㎡当たりの価格が表示される。標準地は、その地域において利用状況、画地の大きさ、形状などが標準的なものが選ばれる。
公示価格は官報で公示され、国土交通省の「土地総合情報システム」のホームページで見ることができる。標準地の評価は、1地点について2人の不動産鑑定士が各々別々に最新の取引事例や市場の動向を分析して評価し、さらに地点間や地域間のバランスなどを検討して行い、最終的に国土交通省土地鑑定委員会が公示価格として決定する。
公示価格は、相続税評価や固定資産税評価の際の目安として、また、企業会計における資産の時価評価にも活用されている。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8525032 |