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孤城落日
【こじょうらくじつ】


荒野の中にポツンと立つ城が夕日の中に影を落とすさまで、心細く淋しい気持ちのたとえ。さしずめ、孤立無援、落城間近の城で、落日を見る淋しく悲しい気持ち、心境。外堀、内堀を埋められ、徳川勢の攻撃の前に、落城寸前となった大坂城の淀君や、太平洋戦争中、多くの孤島で玉砕していった将兵の気持ち。玄宗皇帝の唐は一大帝国であった。この大きな版図の辺境を護るため、多くの出城があった。そこへ派遣される将士の心情を、詩人王維が歌っている。
唐詩選
孤城落月。




日本実業出版社
「四字熟語(日本実業)」
JLogosID : 4373117