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丹後片原町(近世〜近代)


江戸期~昭和41年の町名江戸期は鳥取城下四十八町の1町町人地丹後町・向丹後町・外丹後町ともいう鳥取城の西,城下町の北部に位置し,旧袋川に沿う北は川下町,南は鋳物師町,西は大森町と接する町名の由来は,丹後なる者の名にちなむとも,鳥取城の丹後口にあたるためともいわれる家数は,寛永11年51(因幡志),安永7年101(藩史5)安永7年の表口間数196間余,町役員負担数94人余(同前)千代【せんだい】川を経て旧袋川を通って運ばれた木材・年貢米・水産物など多くの物資が当地の為登【いと】場(河岸の石段)で陸揚げされ,特に年貢納入時には諸郡の船・いかだ・人馬が集まりにぎわった多くの商人が軒を並べ,城下の大町は当町と上町・江崎町といわれたほどであった明治22年鳥取市に所属昭和初期までは旧袋川が物資運搬に利用されていたが,陸上交通の発達により,次第にさびれていった昭和27年の鳥取大火で焼け,区画整理が行われた同41年寿町・相生町1~4丁目となる

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KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7408939