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自分の力量を見極める


【至言】
『経営者が企業を存続させるには、常に正しい自己評価をすることが必要。
自分の力が15なのに13の仕事をしていたら好ましくないし、実際の力が10しかないのに13の仕事をしているのも困る。』松下幸之助 松下電器産業(パナソニック)創業者

【解説】
 120%の力を出せ。力の限り努力をし続けよ--。一般的な成功者のイメージは「自らの限界以上の力を出す求道者」として語られることが多い。しかし、松下幸之助氏は1986年、『日経ベンチャー』のインタビューの中で、自らの力を正確に把握し、身の丈に合った力を中長期的に発揮し続けることこそ、成功する条件だと答えた。
 自分のキャパシティーより少ない仕事をこなしているだけであれば、それは怠惰にすぎず、直ちに戒めるべきだ。しかし、キャパシティー以上の仕事をするのは商売の寿命を縮める恐れがある。
 自らの価値を正しく評価できず、限界を超えた投資や戦略で失敗した企業を松下氏は無数に見てきた。より大きな仕事がしたいときは、まず自らのスキルを高めよというのが松下氏の教えだ。
【チェックポイント1】
□ 自分の限界を超えて物事を進めても、長期的に成果を上げ続けることは難しい。
【チェックポイント2】
□ 自分の力の範囲内で物事を進めても、大きな成功は手にすることができない。
【チェックポイント3】
□ 大きな仕事がしたいときは、自らのスキルを高めることから始めるべきである。




(c)日経BP社 2008
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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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