自分が終点であるあるいは加害者であるという意識を持つことがその人の人生に重要な意味を持つのだと思
【名言名句】
自分が終点である
あるいは加害者であるという意識を持つことがその人の人生に重要な意味を持つのだと思います
【解説】
人には、大なり小なり、最後の決断をしなければならないときがある。自分のあとにはもうだれもいない。自分の決断によって、人や組織、物事が動くのである。「自分が終点である」とはそういう状況のことである。
決断は、さまざまなところへ、さまざまな形で波及する。場合によっては害を被る者も出るかもしれない。つまり自分は加害者になるかもしれない。それをわかったうえで決断を下すのだ。
だが、そのように、何かを背負い、責任をもって事にあたるという体験によってこそ、人は成長する。そういう意識をもつ人の人生は、生きがいに満ちていることだろう。
【作者】養老孟司
【生没年】1937~
【職業】解剖学者
| あすとろ出版 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450461 |