焼肉手帳 鶏肉 正肉・内臓 306 手羽先【てばさき】 翼の先端から肘にかけて、翼を動かすためのさまざまな筋肉が寄り集まっている部分を指す。そのいろんな肉が集まった部位を、皮を残し、骨をつけたまま焼くのが手羽先のスタイルだ。鶏肉は骨つきのまま焼くほうが、骨からにじみ出るエキスが肉に移って、いっそう味わいが増すのだという。さらりと塩を振って焼けば皮・肉・脂が渾然と融合して、脂と甘さのバランスは申し分なく、かつ肉そのものの食べごたえも十分以上に楽しませてくれる。皮・肉・脂の三拍子をそろえて焼鳥の王道を行く手羽先を「焼鳥ではこれがゼッタイ一番」とする熱烈なファンも多い。食べるときは、骨をくじるように回すと肉がうまく外れます。試してみてください。 東京書籍「焼肉手帳」JLogosID : 8015114