喫茶手帳 中国茶 219 桂花茶【けいかちゃ】 ★桂花とは、秋になると橙色の花を咲かせて芳香を放つ、あのキンモクセイ(丹桂)や同属のウスギモクセイ(金桂)、ギンモクセイ(銀桂)などのことです。茉莉花茶と同様、これらの花で香り付けをしたお茶が桂花茶と呼ばれます。福建省安渓の桂花烏龍茶や、まさに桂花が咲く景勝地、桂林の桂花緑茶などが有名です。乾燥させた花そのもののお茶(上写真)もありますが、花特有の渋みがありますので、蜂蜜などを加えるのがお勧めです。ちなみに桂花陳酒は、白ワインに桂花を漬け込んだ中国のお酒です。 東京書籍「喫茶手帳」JLogosID : 8504083