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カルメラ
【かるめら】


浮石糖/karumera

【近代】16世紀キリシタンのもたらした〈南蛮菓子〉の一つ。〈カルメイラ、カルメロ、カルメル・カルメ焼{かるめやき@カルメ焼}〉などともいう。[中国語]泡泡糖。caramel.

【語源解説】
スペイン語・ポルトガル語、carameloの訛り。本来は氷砂糖に卵白を加え、煮立たせてそのまま固めた軽石風の菓子。日本ではまた、ザラメを煮つめ重曹を加えて同じく軽石のようにふくらませた砂糖菓子。漢字で、〈軽目焼、浮石糖、泡糖〉などと表記した。

【用例文】
○下戸にはカステイラ、ボウル、カルメル、アルヘイ糖、コンペイ糖などをもてなし(太閤記)○コンヘイ、アルヘイ、花ボウロ、カステラ、カルメル、やうかん(近松)○浮石糖(カルメイラ)(書言字考)○蕃人はこほりざとうに{にわとり}子白の生なるを和して煎じ沸くをすくひとり、磁器に入れひやし堅まり、如浮石成りたるを果てに充て食す。番名カルメイルと云(大和本草)○浮石糖mini{加(カ)留(ル)女(メ)以(イ)良(ラ)}、蛮語也(和漢)○辻売のかるめら(人情本)○かるめる{浮石糖}伝来不詳ノ外国語。下等ノ砂糖ヲ煮立テ泡ヲ立タセ、ソノママ凝ラセタ菓子。=カルメラ(日本大辞書)。
【補説】
現代でも縁日や神社の境内の露店で売っている。カルメラ作りは子どものころの冬の楽しみの一つ。




東京書籍
「語源海」
JLogosID : 8537406