100辞書・辞典一括検索

JLogos

24

面子
【めんこ】


menko

【江戸時代】子ども、ことに男の子のおもちゃの一つ。片面に絵をほどこしてボール紙などを円形また四角に作り、互いに打ちあって裏返しにすると勝ちとなる遊び。

【語源解説】
江戸時代、泥などで作った銭形のもので、片(表)面にエビス・大黒・鬼・天狗・はんにゃ・オタフクなどの仮面をかたどった。これを〈めんがた〉とよび、上方から江戸に紹介された。『嬉遊笑覧』に、〈仮面(めんがた)其面をして顔をかくして夜な{おどりじ01}強盗をしけるありけり(中略)今小児玩物のめんがたは面(めん)模(も)なり、瓦の模に土を入てぬくなり、また芥子面とて唾にて指のはらに付る小き瓦の面ありしが、今はかはりて銭のやうにて紋形いろ{おどりじ01}付たる面打となれり〉とみえる。これが、のちには〈面(めん)土(ち)打(うち)〉などとよばれた。さらに略称して、明治以降〈面(めん)子(こ)〉とよばれ、材料もボール紙で、片面に、絵が描かれるようになった。

【用例文】
○めんがたmini{大坂下り}(守貞謾稿)○彼の駄(だ)菓(が)子(し)屋(や)の前にめんことやら仕て居ながら(斎藤緑雨)○男児の遊びとすべきは、紙(た)鳶(こ)あげ、独楽廻し……面(めん)土(ち)打(うち)(東京風俗志)
【補説】
メンコの呼称は明治期にはいってからであろう。




東京書籍
「語源海」
JLogosID : 8538179