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高峰山
【たかみねやま】


中津川市苗木と恵那郡坂下町の境にある山。標高944.7m。濃飛流紋岩の山体で,西斜面は花崗岩。付近の松山(762m)・浅間(せんげ)山(550m)とともに東美濃高原の残丘。山塊の系列としては二ツ森山系の高時山(1,086m)の連続と考えられるが,現在は福岡町内で付知(つけち)川の浸食のため切断されている。山頂の高峰観音は,安永のころ領主遠山美濃守の奥方が午年生まれで,その守り本尊として純金の御仏体を納めたのに始まる。かつて高峰山は草刈場・薪採取の山としてにぎわい,運搬用の馬も多かったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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