あら・し
【あら・し】

[形][ク](く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ
[1](風や波などが)勢いが強く激しい。荒い。
[例]「海あらければ、船出(い)ださず」〈土佐・一月十八日〉
[訳]「海(の波)が荒いので、船を出さない」
[2](山道などが)荒れていてけわしい。
[例]「いとあらき山越えになむ侍れど」〈源氏・浮舟〉
[訳]「たいそう荒れていてけわしい山越えの道ではありますが」
[3](性質や態度などが)荒々しい。乱暴だ。
[例]「遣(や)り戸をあらく閉(た)て開くるもいとあやし」〈枕草子・にくきもの〉
[訳]「引き戸を乱暴に閉めたり開けたりするのも、まことによくないことだ」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5092690 |





