100辞書・辞典一括検索

JLogos

21

一之宿
【いちのしゅく】


旧国名:飛騨

飛騨川の支流秋神川左岸,栃尾(とちお)山(1,351m)の麓に位置する。地名の由来は,古代の官使が美濃国から伴有(とまり)駅・石浦駅・国府を経て当地へ入った最初の宿泊地であったことによるか。当時の官道は黒川の加良谷を越えて当地に入るコースであったが,後世黍生谷(きびうだに)峠・権現峠を越えるコースが本道となった。なお,官使は当地からさらに中之宿を経て信濃へ出たという(後風土記)。
一之宿村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
一之宿(近代)】 明治8年~現在の朝日村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7104479