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門野村
【かどのむら】


旧国名:美濃

(近世)江戸期~明治8年の村名。美濃国恵那郡のうち。当地は中世門野氏が拠った所と伝え,地内には陣屋敷・竹の内・おおやしき・かじやしき・馬場・大門坂・陣人が入などの小地名が残る。江戸期は旗本明知遠山氏知行地。村高は161石余。明治2年の村明細帳によれば,田方10町余・畑方4町余,家数52・人数238,馬場山田村と入会の秣場・御林山各1か所,御植木山2か所,百姓持林14か所,藪13か所,水川々堰上分14か所,川1筋,郷蔵・高札場各1か所,社寺に八王子大権現・神明宮・愛宕大権現・観音堂(2宇)・阿弥陀堂・庚申堂・薬師堂がある。また「当村山方ニ御座候」として猪鹿威の鉄砲2丁を所持し,農間に男は山稼ぎをした。明治4年岐阜県に所属。同8年杉野村の字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7105327