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善師野村
【ぜんじのむら】


旧国名:美濃

(近世)江戸期~明治7年の村名。美濃国可児(かに)郡のうち。帷子(かたびら)7か村のうち。尾張の善師野(ぜんじの)の農民が開墾したと伝える。尾張藩領。「慶長郷牒」「元和領知改帳」の村高73石余,「正保郷帳」「旧高旧領」は59石余。寛政年間の戸数22・人口79,馬5匹。明治5年村明細帳の戸数23・人口94。土田(どた)宿の助郷村。帷子輪中というが御前帳写・万覚書による帷子村とは別の村。土は真土。畑へ大豆・粟・木綿・芋・蕎麦・稗・大豆を作り,農間に薪を切り出し,小牧・岩倉辺へ売り出す。村社は黒木明神。明治4年岐阜県に所属。同7年東帷子村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7106786