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中濃大橋
【ちゅうのうおおはし】


木曽川の中流に架かる橋。美濃加茂市太田町と可児(かに)市土田(どた)を結ぶ。国道41号が通る。もともとこの地方では両岸を結ぶ自動車交通は太田橋と犬山橋に集中していたが,交通量の増大により混雑が激しくなったために,太田橋の下流,約2kmのところに国道41号のバイパスとして昭和44年に架けられたものである。架設場所は飛騨木曽川国定公園内にあり,この下を日本ラインの川下りの遊覧船が通過する所であるため,景観保護の配慮から中央部にコンクリート橋としては珍しい120mという広いスパンがとれるようにデリターク工法という特殊な工法が採用された。全体の長さは380mであるが,美濃加茂市側に市道をまたぐ高架橋の部分があり,これを加えると444.4mになる。幅は現在のところ11.15mであるが,近い将来には下流側に同じ大きさの橋を建設し,2倍の幅となる予定。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7107147