藤崎(中世)


室町期に見える地名寒河江【さがえ】荘のうち文明6年3月12日慈恩寺別当幸海の田地売券(宝林坊文書/県史15上)に「合千束苅酉酉(醍醐)藤崎在之者」と見え,藤崎にある1,000束苅の田地を,直銭29貫文で永代売渡しをしている慈恩寺の御影供田として位置づけられていたもので,村山地方,現在の寒河江市大字慈恩寺に通称地名として残存する

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7264621 |