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中小屋村(近世)


江戸期~明治10年の村名会津地方南部,伊南川の支流小屋川の北岸に位置する小屋川(戸山川)に「瀑布あり,高二間白糸を乱すが如し,波滝」(新編会津)といった会津郡のうち古くは伊南郷に属したはじめ会津領,寛永20年からは南山御蔵入領古町組上に属す村高は,寛文6年の伊南郷村々改帳では30石,文化15年の村日記(県史10下)および「天保郷帳」「旧高旧領」では40石余古くは山口村の端村で,寛永年間に分村寛文6年の家数3軒・人数40,馬3(伊南郷村々改帳),天明8年の家数13軒・人数70(御案内手鑑/馬場家文書),化政期の家数14軒(新編会津)寛文6年の物産は養蚕1両・瀑布織2両・麻2両で,主として雑穀を生産する村であった(伊南郷村々改帳)天明8年当村と山口村・入小屋村で役蝋漆木21本があり,漆2合1勺,蝋年貢441匁その他を納めていた(御案内手鑑/馬場家文書)神社は八幡宮明治8年の戸数・人口は14・56(若松県地誌資料)若松県を経て明治9年福島県に所属同10年山口村に合併

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KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7269092