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![]() | 井江葭[中部地方] |
福井平野最北端,加越台地の南麓に位置する。当地の南,かつての舌状台地上には,4世紀のものとされる坂井郡北部丘陵では最大の古墳群が,また北西には4〜6,7世紀と考えられる古墳群があった。昭和44年には,古墳群の西側に貝塚が発見され,主にヤマトシジミのほか,縄文中期の土師器・石斧・石錘などが出土。現在は,いずれの遺跡も消滅している。鎌倉期に坪江下郷牧村のうちに「家吉名」3町4反余とあるのが当地の前身であり(坪江下郷三国湊年貢夫役等事/北国庄園史料),天正14年2月16日・同15年2月8日の堀秀政知行宛行状に「家吉」「家吉村」と見える(多賀家文書)。慶長国絵図では,坪江下郷の二面(ふたおもて)方に属し,古検地帳写(土屋家文書)では慶長3年の総高718石余(田方32町3反余・畠方11町4反余)とある。
【井江葭村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【井江葭(近代)】 明治22年〜現在の大字名。
