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![]() | 坂梨[九州地方] |
阿蘇谷の最東部から阿蘇五岳の根子岳や日の尾峠の北側のふもとにかけて位置する。根子岳のふもとに源を発する平保木川と,外輪山から流れる馬場川は,阿蘇谷を流れる黒川の源川をなす。地名については,「大阪に坂なし,坂梨に坂あり」という俗諺があるように,滝室坂という豊後街道の難所があり,滝室の山脚の突出している坂脚の意もしくは坂をなしているところから坂梨の地名が起こったという(阿蘇神社記録)。地内には豆塚・端塚などの円墳のほか,滝室坂上の外輪山の一角に阿蘇家臣坂梨紹玄の居城坂梨城跡がある。また阿蘇谷の七鼻八石のうち,獅子が鼻・卯の鼻・箱石・いぼ石がある。なお当地は南北朝期から戦国期に見える南坂梨郷に比定され,文明4年8月25日の阿蘇山本堂造営棟別料足日記写(阿蘇文書/大日古13‐2)に見える「一所坂梨」は南坂梨郷のことと考えられる。
【坂梨村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【坂梨村(近代)】 明治22年〜昭和29年の阿蘇郡の自治体名。
【坂梨(近代)】 明治22年〜現在の大字名。
