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![]() | 黒羽[関東地方] |
那珂川上流左岸河岸段丘上に位置する。地名の由来については3説が知られており,1つは黒埴の語が転化して黒羽になったとする説で,埴は「はに」とか「はね」とも呼ばれ,稲作に適する湿地の沃土につけられたのだといわれ,鎮国神社境内の碑には大関伊予守増儀の名とともに「黒埴城頭謹袷祖奉崇鎮国祇神」と刻まれている。1つは,屋島の戦で扇の的を射たことで名高い那須与一の乗馬「鵜黒の駒」にちなむとする説である。これは「鵜黒」を「黒鵜」と読み変え,さらに「黒羽(くろう)」と改め,これを「くろばね」と読むようになったというものである。1つは朱印状や系図などに散見する「黒羽根」にちなむとするもので,一般に「はね」は羽・羽根とされ,「くろばね」を黒羽根とする慣用例からみたものである。この3説のほかに黒羽を「くれは」または「くろは」と読むことができることにちなむとするものもある(黒羽町誌)。
【黒羽(中世)】 室町期から見える地名。
【黒羽城下(近世)】 江戸期の黒羽藩の城下町名。
【黒羽町(近代)】 明治22年〜現在の那須郡の自治体名。
