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![]() | 秋穂二島[中国地方] |
単に「二島」ともいう。山口湾(小郡(おごおり)湾)に注ぐ椹野(ふしの)川河口付近の東に位置する。地名は,海中に雌雄に似せた2つの小島があったことにちなむという(地下上申・注進案)。弘仁5年豊前宇佐より勧請されたと伝える秋穂正八幡宮の由緒書(寺社由来4)では,この2島を干珠島・満珠島としている。この2つの小島のうち1つは現在開作地のうちとなり,1つは海中に残っている。南部の山口湾に長く突き出た美濃ケ浜(みのがはま)(見能ケ浜・美能浜とも書く)には旧石器時代から新石器時代・弥生時代・古墳時代にかけての遺跡群があり,特に古墳時代には土器製塩の地となって,かなり大きい製塩集落が営まれていた。また秋穂半島の西端にある大江山の南麓幸崎(こうざき)には先土器遺跡がある。
【秋穂二島荘(中世)】 鎌倉期〜戦国期に見える荘園名。
【秋穂二島村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【秋穂二島村(近代)】 明治22年〜昭和19年の吉敷郡の自治体名。
【秋穂二島(近代)】 昭和19年〜現在の山口市の大字名。
