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![]() | 宿毛[四国地方] |
宿茂とも書く。松田川最下流右岸の沖積平野に位置し,西は宿毛湾に面する。この宿毛平野は縄文時代には遠浅の海でその後砂州ができ葦原になったと考えられる。地名は,古語で葦の枯れたものを「すくも」といい,「すくも火」とか「すくも焚く」などと多くの歌にも詠まれている。古墳時代から奈良期にかけては松田川下流の三角州が一面の葦原であったと考えられ,その頃に名付けられた地名と推測される(宿毛市史)。縄文中期〜後期の宿毛貝塚があり,多くの土器・石器・人骨などが出土し,国の史跡に指定されている。江戸中期の学者谷秦山の「宿毛」と題する漢詩があり,「出府而今三十日 荷担暫卸宿毛郷……放舟直下是錦口……環海中心有大島……風物往往有姿態 邑士従来多文雅」と詠まれている(秦山集)。
【宿毛村(中世)】 鎌倉期〜織豊期に見える村名。
【宿毛村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【宿毛村(近代)】 明治22〜31年の幡多郡の自治体名。
【宿毛町(近代)】 明治31年〜昭和29年の幡多郡の自治体名。
【宿毛市(近代)】 昭和29年〜現在の自治体名。
【宿毛(近代)】 明治22年〜現在の大字名。
