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武雄[九州地方]
角川日本地名大辞典

八幡岳の南麓から西は黒髪山を境に奇岩の御船山に至り,東南部は平坦地帯で六角川の北岸に位置する。蓬莱山の南麓に武雄(たけお)温泉が湧出し,御船山の東麓には武雄神社が鎮座する。枯木塔丘陵には後期小円墳群があり,土師器片が出土したが開発により煙滅した。武雄市の運動公園のある白岩丘陵には矢の浦前方後円墳,土壙墓,箱式石棺墓があり,野間には古墳群当時の住居跡がある。また,矢の浦前方後円墳の後円部と箱式石棺墓の至近の頂上から経塚が発見され,中国製の陶器の経筒が出土している。県内最古の古文書となる天暦5年2月11日付の武雄社領四至実検状に「肥前国杵嶋西郷 五所社内,武雄宮四至領事,四至 東限長嶋大路鎮祭隈,南限犬飼横尾妙見西太和,西限布留恵野井牟多大溝,北限宮埼登長道」とあり(武雄神社文書/佐史集成2),武雄神社の創始が,遅くともこの時期までさかのぼることが知られる。
武雄村(中世)】 鎌倉期〜南北朝期に見える村名。
武雄村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
武雄村(近代)】 明治22〜33年の杵島郡の自治体名。
武雄町(近代)】 明治22年〜昭和29年の杵島郡の自治体名。
武雄市(近代)】 昭和29年〜現在の自治体名。
武雄(近代)】 明治22年〜現在の大字名。