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奈良?[近畿地方]
角川日本地名大辞典

那羅・平・平城・乃楽・儺羅・那良・名良・楢・寧楽・諾楽・寧・奈羅などとも書く。奈良盆地に位置する。奈富・椎山・雍良はナラの用字が変化した地名。その語源は草木を踏み平(なら)した所を意味し,緩傾斜地を表現する語か(崇神紀10年9月壬子条・県史14)。樹名楢にちなむとする説もある(地名辞書)。平城もナラと訓み(万葉集992),中国の北魏を興した太祖道武帝が施行した畿内制の首都「平城」に符合し,平に都城を意味する城を付加したとされる(県史14)。一方,平城は支配者の治国願望を示したもので地名ではないとする説もある(続紀和銅元年2月戊寅条)。「つぎねふや 山代河を 宮上り 我が上れば あをによし 那良を過ぎ 小楯 倭を過ぎ 我が見が欲し国は 葛城高宮 吾家のあたり」石之日売命(古事記仁徳段),「あをによし乃楽の谷に鹿じもの水漬く辺隠り水灌く鮪の若子を漁り出な猪の子」影媛(武烈即位前紀),「あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり」小野老(万葉集328),「韓衣着奈良の里の島松に玉をし付けむ好き人もがも」笠金村(同前952),「君が行け長くなりぬ奈良路なる山斎の木立も神さびにけり」吉田宜(同前867),「ひとふるすさとをいとひてこしかどもならの宮こもうきななりけり」二条(古今集986)などと詠まれた。
奈良(古代)】 大和期から見える地名。
【奈良(古代〜中世)】 平安期から見える地名。
奈良町(近世)】 江戸期〜明治22年の町名。
奈良町(近代)】 明治22〜31年の添上郡の自治体名。
奈良市(近代)】 明治31年〜現在の自治体名。