萩原[関東地方] 角川日本地名大辞典

利根川上流右岸の平坦地に位置する。西境を滝川が流れる。記録は残されていないが東西86m・南北60mの内郭と東西270m・南北230mの外郭とから成る萩原城跡がある。昭和31年に県天然記念物に指定された八木氏宅の萩原の大笠松は樹齢推定450年の大樹で，その樹容が笠のようであるところからその名があるという。前橋城主酒井雅楽頭忠清の鉢植えを八木氏の祖先源左衛門が拝領し庭に植えたものという伝承がある。
【萩原(中世)】　南北朝期に見える地名。
【萩原村(近世)】　江戸期〜明治22年の村名。
【萩原(近代)】　明治22年〜昭和40年の大字名。
【萩原町(近代)】　昭和40年〜現在の高崎市の町名。