検索結果一覧
1件Hitしました
1から10件/1件中
![]() | 上条北割[中部地方] |
甲府盆地北西部,旭山の北東麓で釜無川右岸に位置し,北を甘利沢,東を釜無川が流れる。地名の由来は,甘利荘を上・下2条に分け,上条のうちを南・中・北・東の4つに割ったものの1つであることによるという(韮崎市誌)。古代の条里との関係も推定される。北原・山口・鋳物師屋・宮ノ下の4集落から成る。甘利山を西方にひかえ,山口はその登山口にあたり,山口番所が置かれたところで,山の神が祀られる。また鋳物師屋は,鋳物師集落跡といわれ,金山様を氏神とする。さらに宮ノ下は,甘利氏の氏神甘利八幡宮の宮の下の意で,甘利氏館の根小屋集落が発達したもの(韮崎市誌)。甘利宮ノ下にある日蓮宗大輪寺は甘利氏の居館跡に建立されたもので,館跡はかつて東西100間・南北200間余の塁や堀跡があったといわれ(国志),大庭・北門・矢立・的場・大堀などの地名が周辺に残される。弥生時代の上条北割金山遺跡がある。
【上条北割村(近世)】 江戸期〜明治8年の村名。
【上条北割(近代)】 明治後期・大正期〜現在の大字名。
