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厚沢部川
【あっさぶがわ】


檜山地方の厚沢部町・江差町を流れる2級河川。流路延長47.2km,流域面積491.0km(^2)。渡島(おしま)地方と檜山地方の境界をなす中山峠と梅漬峠を結ぶ分水嶺の西方に源を発して西流し,濁川・佐助沢・焼木尻沢・矢櫃川・沼ノ沢川・古佐内川・鶉川・安野呂川・鰔(うぐい)川などを合流し,江差町柳崎付近で日本海に注ぐ。流域の地質は新第三紀中新世の厚沢部層・館層などからなり,河岸には段丘地形がよく発達する。鶉川の源流地帯に見られるゴヨウマツは自生北限地帯に近く,国天然記念物に指定されている。流域は道南有数の水田地帯で,馬鈴薯のメイクイーンの特産地としても知られる。鶉川には堤高52.4m,堤頂長208m,堤体積68.7万m(^3)の鶉ダムが建設中。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7000322