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岩内岳
【いわないだけ】


後志(しりべし)地方岩内町市街地の南側にある山。標高1,085.7m。雷電山(1,211.7m)を主峰とし,目国内(めくんない)岳(1,202.6m)・前目国内岳(980.8m)などからなる雷電火山群に属する。東側にはニセコアンヌプリ火山群のチセヌプリ(1,134.5m)・イワオヌプリ(1,118m)・ニセコアンヌプリ(1,308.5m)などが連なる。火山活動の中心は西から東へ移動した模様で,いずれも安山岩質の溶岩からなる。北麓の標高230m地点には大正3年開基の円山観音があり西国33か所の分身を祀る観音像が彫られた自然石がある。山麓北側に岩内円山温泉が発見され,昭和53年に国民年金保養センターや勤労者体育センターなどが開設された。昭和55年に岩内岳国設スキー場が開設され,昭和56年には円山展望台も完成し,景勝レクリエーション地として整備が進む。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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