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恵岱岳
【えたいだけ】


空知地方雨竜町の西部にある山。標高1,060.6m。樺戸(かばと)山地の一部をなす。暑寒別(しよかんべつ)道立自然公園に属し,その特別地域となる。主に新第三紀の橄欖石玄武岩から構成された高さ900~1,000mの溶岩台地の一部で,東部は急崖をなし,西部は緩斜面で雨竜沼湿原に続く。かつての御料林は保安林として保全される。この山の北麓を東流して雨竜川に注ぐ恵岱別川は,中流部で北流して日本海に流入する信砂(のぶしゃ)川と河川争奪をする。両河川の流域は石狩川を溯行して,日本海側に達するヌプシャ越えのコースの一部として古くから知られた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7001024