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長流川
【おさるがわ】


胆振(いぶり)地方を流れる2級河川。流路延長46.8km,流域面積472.9km(^2)。白老(しらおい)岳(944.6m)山麓に源を発して南西流し,大滝村で三階滝川・徳舜瞥(とくしゆんべつ)沢,壮瞥(そうべつ)町で弁景川・パンケ川を合わせ,伊達市長和で内浦湾(噴火湾)に注ぐ。上・中流部には2~3段の河岸段丘が発達し,その面上に大滝村・壮瞥町の市街が発達,蔬菜・豆類などの畑地や,リンゴなどの果樹園も展開する。壮瞥町久保内などでは基盤のグリーン・タフが露出し渓谷美を見せ,北海道電力の水力発電所も立地する。下流部には三角州が発達し,川名の語源,オサルペツ(川尻に葭原がある川の意)と一致した光景が展開する。早くから水田地帯を形成し,左岸尻に北海道糖業道南製糖所,右岸尻に北海道電力の石油専燃火力発電所が立地して,田園風景に異彩を放つ。河川沿いに主要道道洞爺湖大滝線が走る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7001428