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帯広岳
【おびひろだけ】


十勝地方では雄馬別(おまべつ)山ともいう。帯広市と芽室町の境界にある山。標高1,089m。日高山脈中部にあるピパイロ岳(1,917m)から東に下る尾根の末端付近に位置する。南斜面は急傾斜で直下の戸蔦別川に面し,北と東の斜面は緩傾斜で一部は山麓緩斜面になり,北は山麓下の美生川に面し,東斜面は帯広川とその支流雄馬別川で刻まれる。北と東の山麓は日高山脈基底岩の先白亜系日高層群の砂岩,西部はこれを貫く斑糲岩,山頂部を含む主体は斑糲岩に続いて基底を貫いた花崗岩で構成され,山麓緩斜面の一部は高位段丘面と考えられる。ハイキングなど,手軽な登山の山として親しまれ,北麓斜面には帯広岳スキー場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7001632