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オプタテシケ山
【おぷたてしけやま】


十勝地方新得町と上川地方美瑛(びえい)町の境界にある火山。標高2,013m。石狩山地の十勝岳火山群に属し,安山岩からなる。トムラウシ山から十勝岳へと北東から南西に並ぶ火山列の名称でもあるが,一般には火山列の北東端の成層火山をいう。南東は緩斜面をなし,十勝川の支流トノカリウシュベツ川の水源となる。山名はアイヌ神話に由来し,嫉妬に狂った山が槍を投げつけたがそれてしまった山,オプタテシケ(槍がそこで上にそれた)にちなむという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7001651