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賀老の滝
【がろうのたき】


後志(しりべし)地方島牧村の南西部を流れる千走(ちわせ)川の標高460m付近にある滝。高さ70m,幅35mで,道内最大の規模。滝壺がなく,滝水が直下の岩石に砕け散る。滝の上流部は高原状をなし,賀老台地・賀老高原と呼ばれる。滝は狩場山への登山口で,山菜採りやヤマベ・イワナなどの渓流釣りもできる探勝コースとなっている。滝から約6km下流には,明治4年頃開かれた千走温泉があり,旅館が1軒あり,39~42℃の塩類泉で神経痛や皮膚病に良いとされる。明治期,ニシン漁業の盛んな頃はにぎわったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7002309