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クトサン川
【くとさんがわ】


倶登山川・倶土山川と書くこともある。後志(しりべし)地方倶知安(くつちやん)町を流れる1級河川。尻別川水系の支流。流路延長19.4km,流域面積113.1km(^2)。倶知安町・赤井川村・仁木町の境界にある三角山(795.3m)と二ツ森(679.7m)の間に水源を発し,クトサン台地を蛇行しながら南流し,開析による幼年谷をつくり,倶知安町高見地区付近でポンクトサン川を合わせ,倶知安町市街地の西端を通って尻別川に合流する。河谷の周辺は明治25年頃から徳島県人が開拓,昭和初期からは水田化が進み,羊蹄(ようてい)山麓の重要な米生産地となったが,昭和40年代中頃からは畑地に転換された。川名は続けて読むとクッチャンとなり,語源には諸説がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7002775