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群別岳
【ぐんべつだけ】


石狩地方浜益村,空知地方新十津川町,留萌(るもい)地方増毛(ましけ)町の境界にある山。標高1,376.3m。増毛山地北部の暑寒別(しよかんべつ)火山群に位置し,暑寒別道立自然公園に属する。この火山群は標高約1,000m以上が輝石安山岩質溶岩で覆われ,北西から南東に幅約5~7kmで並列する山稜が続く。北側の暑寒別岳(1,491m)・南暑寒別岳(1,296m)は緩やかな山体をなすが,南側の浜益御殿(1,038.6m)・浜益岳(1,257.7m)・群別岳・知来岳(988m)は鋭い山塊をなし,芦別岳・利尻山などとともに道内五大鋭峰の1つに数えられる。西麓から幌川,南麓から群別川が源を発し浜益村で日本海に注ぐ。東麓から徳富(とつぷ)川が発し新十津川町を経て石狩川に注ぐ。登山コースは暑寒別岳と南暑寒別岳の分岐点から尾根伝いのルートと,幌川・徳富川の沢登りルートがあるが一般的ではない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7002832