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標津岳
【しべつだけ】


網走地方清里町と根室地方中標津町にある山。標高1,061m。北東にサマッケヌプリ山(1,062.5m),南西に養老牛岳(846.7m)がある。山体は新生代第三紀の緑色凝灰岩層の基盤に,第四紀更新世に噴出した安山岩質溶岩が載り,浸食が著しく進む。斜里川と支流アタクチャ川,標津川と支流モシベツ川・荒川などの源流をなす。南東山腹斜面にはシタバヌプリ山(603.2m)・西竹山(698.5m)などの硬い基盤岩からなる残丘群が発達するが,標高200m以下は根釧台地の縁辺部をなし,河岸段丘の発達が著しい山麓台地を形成する。南麓の標津川とモシベツ川の合流点下流に養老牛温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7003734