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天塩岳
【てしおだけ】


上川地方朝日町と網走地方滝上町との境界にある山。標高1,557.6m。中部北見山地の主峰で,道北の最高峰。天塩岳道立自然公園のうち。山体は中生層を基盤とする新第三系石英安山岩からなり,浸食がかなり進む。北西斜面に天塩川,東麓に渚滑(しよこつ)川が発する。植生は亜寒帯性針葉樹の原生林。山頂部は大雪山以北最大の高山植物群生地で,ハイマツ・コケモモ・キバナシャクナゲなどが分布する。朝日町・渚滑川・岩内川などから6つの登山コースがあり,雄大な眺望が楽しめる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7005292