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天神山
【てんじんやま】


札幌市豊平区南部にある山。標高84.5m。平岸街道沿いに位置する。豊平川扇状地の隆起面である平岸面上の西側末端部にある丘陵性の山で,洪積世末期の支笏軽石流堆積物で構成される。かつて月寒(つきさむ)台地と陸続きであったが浸食され,現在は札幌市高速軌道(地下鉄)南北線のシェルターが通る谷で分離され,比高約40mの山となった。明治42年,地域の守護神相馬神社が建立された。この山の周辺は平岸りんご園があったが,昭和35年頃から宅地化が進み,現在は住宅地域となり,天神山は風致地区に指定されている。りんご園を記念して「石狩の都の外の君が家林檎の花の散りてやあらむ」の石川啄木の歌碑がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7005335