100辞書・辞典一括検索

JLogos

4

天人峡
【てんにんきょう】


大雪山の南西麓,石狩川支流の忠別川の上流部にある峡谷。忠別川はここで東川町と美瑛(びえい)町との境界をなす。忠別川は溶結凝灰岩などを深く下刻し,大きな岩壁や柱状節理をみせる高さ250mに及ぶ絶壁が8kmにわたって両岸に迫る。峡谷の下流部には天人峡温泉があり大きなホテルなどが建つが民家・商店はなく静寂な温泉地となっている。温泉の上流700m,北壁にアイシポップ沢が流下し,ここに道内最大の落差をもつ羽衣の滝がかかる。さらにその上流850mには忠別川のつくる敷島の滝があり,高さ20m。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7005342