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当幌川
【とうほろがわ】


根室地方を流れる普通河川。流路延長51.2km,流域面積145.3km(^2)。摩周火山の南東麓,中標津(なかしべつ)町計根別(けねべつ)市街付近の標高約130m前後の台地面を水源とし,東流して野付湾に注ぐ。上流部は中標津町と別海町の境界を,下流部は標津町と別海町の境界をなす。「トホロ。名義は沼川と云,此川上に沼多き故に号る」(東蝦夷日誌)とされ,「トー・ホロ。沼川。アイヌ云ふ,ホロは川の義」(北海道蝦夷語地名解)とある。蛇行が著しく,下流部は谷底に低湿地が発達し,河口部には三角州低地を形成する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7005436