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東三国山
【ひがしみくにやま】


十勝地方足寄(あしよろ)町・陸別町と網走地方置戸(おけと)町の境界にある山。標高1,230.1m。石狩山地南東に位置する。山体とその周辺は,第三紀中新世の凝灰岩を基底に,鮮新世の安山岩からなり,頂上付近には溶岩流の名残とみられる平坦面があり,山容はなだらかな丘陵性をなす。利別川右岸の支流斗満(とまむ)川の水源に当たり,すぐ南に喜登牛山(1,312m)がある。十勝・北見・網走の3国にまたがり,西方の三国山(石狩・十勝・北見各国の境界)と区別して名付けられた(北海道地名誌・足寄町史)。山域は国有林で,北斜面(置戸町側)および東斜面(陸別町側)を中心に昭和30年頃まで,森林の伐採が盛んに行われた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7007138