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美幌川
【びほろがわ】


網走地方美幌町を流れる1級河川。網走川水系の最大の支流。流路延長31.4km,流域面積217.3km(^2)。屈斜路(くつしやろ)カルデラ西部の外輪山を形成するサマッカリヌプリ山(974m)から美幌峠(542m)に至る北西山麓に源を発してほぼ北流し,美幌市街で網走川に合流する。流域全体が屈斜路カルデラの火砕流台地となり,古梅では溶結凝灰岩が基盤をなし,福住・都橋・稲美には1~2段の段丘面が発達する。「殖民状況報文北見国」には「美幌川ハサマッカリヌプリニ発シ北西ニ流レ網走川ニ合ス」とある。流域一帯は地味肥沃で米作が盛んであったが,現在ではビート・馬鈴薯などの畑作が中心となっている。河川沿いに国道243号が走り,美幌峠を経て,屈斜路湖に至る主要観光路線の1つとなっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7007263