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芽室岳
【めむろだけ】


十勝地方清水町・芽室町と日高地方日高町の境界にある山。標高1,753.7m。日高山脈襟裳国定公園に属し,日高山脈北部に位置する。山頂部を含む大部分が斑糲岩,南東側の山腹が片麻状花崗岩・ホルンフェルスからなる。壮年期の地形を示し,頂上部は三角錐状をなす。北東側は芽室川,南東側は美生川,西側は沙流川の支流パンケヌーシ川が開析する。安政5年松浦武四郎は石狩から山越えで十勝探検に入って芽室川河口に至り,その水源を「メモロ岳」と記す(十勝日誌)。明治44年改版5万分の1図では「メムオロ岳」とある。この山は昔,日高から十勝への山越え(パンケヌーシ川と芽室川との間の峠)の目印となっていたという(日高町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7008888