100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

紋別山
【もんべつやま】


大山と通称する。紋別市の市街地南方にある山。標高333.9m。海岸から直線距離約3kmに位置する。アイヌ語ではチプノカウニイワ,船の形がそこにあるところの山の意とされ(新紋別市史),津波で浸水した時,この山頂だけが丸木舟の形に見えたことによるという。アイヌ伝説では,この山は沖漁の時,紋別の方向を知らせる大事な山で,山に向かって祭壇を作り祭をしたという。山頂には昭和42年オホーツク展望台が建設され,南西はるかには大雪連峰,眼下にはオホーツク海と知床半島へ続く海岸線が一望できる。山麓の大山市民スキー場は全国でもまれな流氷の見えるスキー場として知られ,施設も完備し,利用者が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7009103