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勇払川
【ゆうふつがわ】


苫小牧市を流れる2級河川。安平川水系の支流。流路延長37.8km,流域面積219.4km(^2)。支笏(しこつ)火山群のモラップ山(506m)東麓の丸山付近に源を発し,東南東に苫小牧市域北部を横断し,沼の端北部でウトナイ湖から流出し南流してきた美々(びび)川と合し,勇払原野を南流,河口付近で安平川と合流する。流域は樽前火山噴出物の堆積斜面を浸食しながら流れ,丘陵地末端付近の右岸一帯は北海道大学の演習林,左岸には三井観光開発の苫小牧ゴルフ場が広がる。工業用水として取水され,沼の端から下流域の緩やかに河道改修された右岸は山陽国策パルプの勇払工場および苫小牧港西港の臨海工業用地になり,左岸は苫小牧大規模工業基地の造成が行われ,いすゞ自動車が進出した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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